骨粗しょう症
腰痛と骨粗しょう症との意外な関係
骨粗しょう症とは、骨の中の密度が希薄(減少)し、骨の内部がスカスカになってしまった状態です。お医者さんなどは加齢、閉経による女性ホルモンの低下・日常生活習慣などが関係しているという方が多くをしめます。しかしながら歩行と体に入る刺激の因果関係が深いと私たちは考えています。歩く力が衰えれば衰えるほど、どんどん骨粗しょう症になるのです。
背骨を構成している椎体の内部は、骨の柱のようなものが縦横無尽に張り巡らされています。見た目からも内部はまるでハチの巣のようなカタチをしています。これを海綿骨といいます。そして、骨と骨の間には骨髄細胞(赤血球や白血球、血小板などをつくる細胞)が存在しています。
海綿骨は骨の代謝の影響を受けやすく、背骨はとくに骨粗しょう症の影響が最も出やすい場所となります。背骨の中身自体が希薄になると、少しの衝撃や転倒により圧迫骨折をしやすくなり、その結果、長い期間、腰痛も起こりやすくなります。
当整体院での回復方法
骨粗しょう症の方に多く見受けられるのは、とにかく歩行不足が多くあります。
背骨の土台である骨盤の動きを動作解析し、まずは土台作りから入ります。背骨は骨盤に乗っている形になりますから、土台が出来上がればおのずと背骨に対しての重力バランスが均等化していき、歩きやすい身体を持つことで歩行が開始しやすくなります。歩行をすることで重力のチカラ、地面からの反発力が骨自体に伝達し、骨の代謝が上がります。そのことにより骨粗しょう症にならない骨作りが出来るのです。