ぎっくり腰
- 毎年、必ず繰り返してぎっくり腰を起こしている
- ここ最近、以前よりギックリ腰の頻度も多くなり、痛みの度合いがひどくなってきている
- ぎっくり腰になることが不安で、痛くならないように常に気にして動いている
- 仕事中は腰を痛めないように、常にコルセットと薬が手放せない
- 朝、起き上がるときや顔を洗う姿勢が本当につらい
- 病院や整骨院、マッサージなどいろいろ通院したが、改善する気配がない
- いつ腰が痛くなるのかわからないので、旅行や遠出をするのが怖い
- 施術を受けているが、その時だけでやっぱりツライ
ぎっくり腰になる本当の原因
原因としてあげられるのは大きく二つあります。ギックリ腰になってしまった『きっかけ』にあたる原因のことを二次的原因といいます。そのきっかけの前段階で、すでにギックリ腰を引き起こしてしまう原因がありコレを一次的原因といいます。
二次的原因にあたる『きっかけ』このことを、多くの整骨院や整体院、病院では原因ということがあります。しかしながらココを原因ととらえ施術していってしまうと、二次的原因は改善されますが、正直目先の改善にしか過ぎません。一次的原因をとることによりギックリ腰を再発させない身体作りが出来るのです。
では、どんなものが本当の原因なのでしょうか?
・いつも同じ方向を向き、同じ動作をしていて、身体をそちらに向けることが多い。これにより、身体の使い方に左右差などが出てくるため、使いやすい方とそうでない方が出来てきます。その際にちょっとした動作で痛めてしまう要因を作り出します。
・過去に大きな尻もちや膝を打ったことがある。これは、間接的に骨盤内の仙腸関節という場所を傷つけてしまいます。この傷がある状態では正常な骨盤・腰の動きが出来なくなるために、関節の中での可動範囲を超え、単純な動きによって痛める原因となります。
・日常の中で身体を動かすことが少なく、関節や筋力に強さがなく、弱くなっている。こういった場合は、いつもより大きく身体を動かしたり・動作回数が増えるだけで、腰や骨盤周りの組織が壊れ、痛める原因となります。
・良かれと思って、腹筋や背筋の強化、強いストレッチやヨガを行い、関節の働きを抑制させている場合。多くの強いストレッチ様の動作は、筋肉やそれに準ずる組織、様々ものに引っ張る力をかけていきます。その際、関節を引き剥がそうとするような引っ張る力をかけてしまうと、関節の正常な動きが起こらなくなり、炎症が発生し痛めてしまうことがあります。
・同じ姿勢や仕事などでの疲労感をぬくために、お風呂でよく温めたり、ホッカイロなどで温めることをしてしまうと、炎症のあるところは、関節や筋肉の滑る動きが損なわれてしまい。そんな時にいつものように動いてしまうと大きな炎症を呼び起こし、痛めてしまう可能性があります。
当整体院での回復法
症状の段階として4つあります。
1、激烈な炎症期
身動きもまったく取れないくらいの痛みがあります。例えばお手洗いに行くのも這うような状態で、痛みは激しく、耐え難い状態で。期間は約3日~1週間続きます。
2、経過炎症期
身動きが取れないほどの激烈な痛みはそこまでないものの、何かの動作によって強い痛みが生じるもの(2週間程度)
3、高原性経過期
症状発生から1週間以上経ち、強い痛みはないものの、油断して動いてしまうと炎症期にすぐ戻ってしまうもの。(~数ヶ月・数年に渡るものも)
4、平癒期
症状もほとんど無く、動作時や関節内・筋肉・神経症状的にも正常に動いてる状態。これ以上ない状態で急激な痛みは全くない状態。
それぞれの症状の経過期により対処法、施術のアプローチも若干違います。
強い炎症がある時期には、炎症を消すための局所へのアイシングを行います。おもに関節の動きに問題があり、またさらなる炎症を起こしかねない要因を同時に探し、動きの悪さを改善させていく手技を行います。
炎症が引いてきたあとは、関節や筋肉などの状態を良好に維持するための運動を行うことや、間違った身体の使い方の改善・炎症が起きてもそれを早く解消できるような、排熱できる体にしていくための施術を行っていきながら、もうあの痛みを出さない体作りをして行きます。